私が施工管理の仕事に就いたばかりの10年前に感じた苦労の話です。
私は元請ではなく下請けの施工管理としてキャリアをスタートしていますので、
今回は下請け施工管理の目線で記事を書いていきます。
現場に配属され最初の1年ほどに特に感じた苦労を今回は3選挙げていきたいと思います。
私の経験に基づくため全ての企業に当てはまるわけではないですが10数年前くらいの新人で
同じようなことを感じた人は多いと思いますので是非ご覧ください。
① 誰も教えてくれない、いきなり現場で放置される
私が最初に現場に配属された時の話です。
現場規模がそれほど大きくないこともあり上長と2人体制の現場でした。
その初日のことです。現場に上長と共に到着すると
上長『俺別の現場あるから、悪いからよろしく』
と言い現場に残されてしまいました。
現場で何をやっているかもわからず、何の職種の職人さんなのか、そもそも職人さんたちの会社名は?
といった頭の中?マークだらけで始まっていった施工管理生活を今でも覚えています。
② 週休2日は都市伝説
私がこの仕事を始めた約10年前ほぼ全ての現場は月曜日から土曜日が稼働日でした。
しかし各社の求人を見ると多くの企業で週休完全2日制を謳っていました。
私はたまには休日出勤もあるけど交代で休むのだろうと思っていました。
実態は下の通りです。
• 土曜日:ごく稀に休める
• 日曜出勤:月に1〜3度ほどある
・日勤、夜勤同時進行がある
こんな感じでした。
私の場合は現場配属は5月の連休明けからだったためそこまではカレンダー通り休みましたが
配属以降は1年目は土曜日は現場が終わった時と年末年始休みの2回のみ休めほかは出勤、
日曜日は年間にすると20日ほど出勤といった感じでした。
ですがもっとキツかったのは日勤・夜勤の同時進行です。
現場朝礼(夜勤の場合は夕礼)に多いときは週11回参加したこともありいつ寝るのだろうといった
感じで働いていました。
③ 電話が1日中鳴りっぱなし
私の新人時代は朝から晩まで電話が鳴り続けました。
- 材料業者
- 協力会社
- 職人さん
- 上司
- 元請
休日、日中、夜間と自分が働いている時間ならこちらが働いていない時間でも容赦なく
着信し続けます。
着信していない時でも着信音が聞こえたり、ポケットの携帯が震えているように感じるほど
当時はストレスを抱えていました。
施工管理って、現場を走り回る時間も長いですが調整する事が仕事なんだと思いました。
まとめ:最初はみんな苦しむ。でも、その先がある
新人時代は確かにキツかったです。
他業種の友人からブラックすぎと言われることが多々ありました。
しかしその苦労があったから今の自分があるのも事実と感じています。
また現在では働き方改革が進んでいることもあり休日も格段に取れるようになりましたし、
残業時間も大幅に減り昼夜勤務なども増え一般水準になってきているとは感じています。
電話に関してもパソコンを使える職人会社が増えてきたこともあり
まとめてメールすれば済むことも増えてきています。
つまりあの時苦しんで良かったと今では思えています。
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